お忘れ物
昨日は33名のご参加をいただき、ありがとうございました。
ハンガーにグレーのマフラーのお忘れ物がございました。12/29〜1/3まではサテライトキャンパスはお休みですので、それ以外の平日にお寄りいただければ、事務所でお預かりしております。
良いお年をお迎えください。
(和田)
令和3年度 冬季研究協議会のご案内
日頃より当研究会の活動のためにご支援とご高配を賜り、御礼申し上げます。
さて、都倫研では下記のように冬季研究協議会を開催いたします。今回は、内村鑑三の読書会に加え、「公共」の授業づくりを見据えた報告もしていただきます。席の確保・消毒等の十分なコロナ対策を施しながら、対面での開催としました。万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
1.日 時
令和3年12月27日(月)13:30~17:00(13:15 受付開始)
2.会 場
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階1202室
東京都立大学について :: キャンパス案内 :: 交通アクセス | 東京都立大学
交通:JR秋葉原駅 電気街口 徒歩1分 ほか
エレベーターで直接12階にお越しいただき、案内表示に従っておいで下さい。
3.内 容
(1)13:30~14:40
「倫理」「現代社会」のための読書会
東京都立足立新田高等学校 主幹教諭 加藤 隆弘 先生
*レポーターからの案内文は裏面参照
(2)14:55~16:55
「“公共”の授業について考える」実践報告会
①「資料を中心に据えた「公共」の授業へ向けて―フランスの教科書を参照して―」
城北学園城北中学・高等学校 教諭 藤谷 亮太 先生
統計データ、図表、文書など様々な資料の重要性が増していますが、講義の中に資料を差し込む程度に留まりがちです。そこで異なる文化を持つフランスを参照し、資料の内在的な力で展開される授業を紹介して参ります。 |
②「倫理的な視点から「公共」の授業をつくる」
筑波大学附属駒場中・高等学校 教諭 山本 智也 先生
思想用語をただベタっと教えても「公共の扉」にはなりません。思想をリアルな事象といかに接続し、考えるに値する問いを立てるか、教科書の内容をふまえて構想します。また、種本など授業づくりの過程も共有します。 |
*実践報告ごとに質疑応答を行います。
(3)16:55~17:00 事務連絡・閉会
※当研究会は東京都教育委員会が認定した教育研究普及事業認定団体ですので、都立学校の先生方は「内国研修」でご参加いただけます。
■読書会要旨■(加藤先生より) 今まで、特定の人物を研究した経験もなく困惑いたしましたが、自分自身の成長ととらえて挑戦したいと思います。 今回は、前から興味をもっていた内村鑑三の『代表的日本人』を取り上げたいと思います。内村は敬虔なキリスト教信徒ですが、この本では、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人と幅広い人物が書かれています。 この中の人物で、特に日蓮を中心に考察したいと思います。内村が生きた時代、国家観、人間観が影響していると思いますが、なぜ?他宗教の日蓮を取り上げているのか、私自身疑問があるからです。また、この考察から、現在の混沌とした時代を自分らしく生きる生き方のヒントがあるのではないかと思います。 岩波文庫『代表的日本人』(内村鑑三著 鈴木範久訳)をベースに先生方と考えられる機会がもてればと考えております。宜しくお願いいたします。 |
*研究会の活動については都倫研ホームページ(http://www.torinken.org/)
並びに、都倫研ブログ(http://torinken.hatenablog.com/)をご覧ください。
※当研究会は東京都教育委員会が認定した教育研究普及団体です。事前申し込みは不要です。
※当研究会は個人会費制です。年会費未納の方は会費2,000円をご用意下さい(学生・院生無料)。
※当研究会では、学術講演の実施にあたり上廣倫理財団よりの助成を受けております。
※お問い合わせ先:東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」事務局
東京都立西高校 菅野功治(かんのこうじ)TEL 03-3333-7771 fax 03-3247-1340
令和3年度 第2回研究例会のご案内
日頃より当研究会の活動のために格別のご支援とご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
都倫研では下記のように第2回研究例会を開催いたします。緊急事態宣言が解除されましたので、公開授業は録画になりますが、席の確保・消毒等の十分なコロナ対策を施しながら、対面での開催を基本として企画しました。第六波の到来など事態が悪化した場合は、zoomを利用したオンライン開催に切り替えますので、参加希望の方は、QRコードからの事前登録をお願い申し上げます。
今回は、万全のコロナ対策を施した上で、対面の開催と致しますので、オンラインでの配信は致しません。QRコードでの登録は必要ありませんので、直接会場にお越し下さい。
1.日 時
令和3年11月23日(祝)13時30分~17時00分
2.会 場
東京都立白鷗高等学校 東京都台東区元浅草1-6-22 4階多目的ホール
*オンライン開催となりzoomの利用が難しい方は、都立白鷗高校4年4組教室にお集まりください。
3.内容
・13:30~14:50 録画による公開授業及び研究協議
「出会いと別れの現代社会」
都立小山台高等学校 教諭 茶山 一郎 先生
・15:00~16:40 学術講演
「供犠的構造をいかに脱臼するか―デリダ「死を与える」から「最後のユダヤ人」へ」
・16:50~17:00 事務連絡・閉会
4.オンライン参加の方法(開催の前にZOOMのインストールをお願いします)
11月16日(火)までに、QRコードから参加の事前登録をしてください。
オンライン開催となった場合、登録していただいたメールアドレスに、ZOOMのミーティングID・PWを連絡いたします。
自宅のパソコン等を利用して、こちらのURLから事前登録することもできます。
https://forms.office.com/r/Lwkat3SnkN
(都立学校のパソコン(TAIMS等)からはアクセスできません)
5.お問い合せ
事務局 菅野功治(かんのこうじ)
東京都立西高校
tel 03-3333-7771 fax 03-3247-1340
E-mail Kouji_Kanno@education.metro.tokyo.jp
※当研究会は東京都教育委員会が認定した教育研究普及事業認定団体ですので、都立高の先生方は「内国研修」でご参加可能です。(オンライン参加は、「自宅から自宅への移動」としてお届け頂き、半日の振り替えが付きます。)
※当研究会の学術講演は、「上廣倫理財団」よりの助成を受けて、実施させて頂いております。
■録画による公開授業要旨■(茶山先生より)
「現代社会」のラストイヤー、その別れの年の最初の授業。科目、教員と生徒たちとの出会い。
これまで、この「出会いの時間」の公開授業がなかったのではないでしょうか?
「弱きを助け、強きを挫く現代社会」などと「現代社会」という科目の説明や高校での学びの話など、37年間ほぼ「現代社会」という科目とともに生きてきた「総決算」をお伝えできたら、と思います。
■学術講演講師プロフィール■(郷原先生)
1975年生。2007年、パリ第7大学大学院博士課程(文学)修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。研究分野:ブランショ、デリダなどにおけるエクリチュール(書くこと)をめぐる諸問題。著作:『文学のミニマル・イメージ――モーリス・ブランショ論』(左右社、2011)、『デリダと死刑を考える』(共著、白水社、2018)など。訳書:シクスー+デリダ『ヴェール』(みすず書房、2014)、デリダ『散種』(共訳、法政大学出版局、2014)、デリダ『獣と至高者Ⅰ』(共訳、白水社、2014)など。
■学術講演要旨■(郷原先生より)
「死を与える」(1990)は、イサク奉献の逸話においてアブラハムが置かれた極限状況の考察を通して、死、贈与、宗教、他者、倫理、責任、決定、秘密、動物、等々といった後期デリダの主要な主題を一挙に扱った、デリダの全活動のなかで結節点となった講演である。しかし、それゆえに、この講演で提出された問いは、そのなかで解消されているわけではない。1980年代末以降、デリダの一貫した課題は、西洋がそのうえに成立しているユダヤ=キリスト教の根本にある供犠的構造を、回避することは不可能であるとしても、少なくともその不可避性を直視するということであった。本講演では、「死を与える」を他の諸著作との関わりのなかで位置づけ、デリダの真の問題意識を見極めたい。
(追記)
この度、講演者の郷原先生が、今回の講演で主に取り扱う、デリダ『死を与える』(3・4章)および『創世記』(22章)の抜粋をgoogle driveにアップロードして下さいました。
この資料は、当日会場でも配布致しますが、事前にお目を通して頂くと、より理解が深まると思います。
以下のアドレスからご覧下さい。
https://drive.google.com/drive/folders/1a2SqB6Qd_B6o4am6JkQYFQK9EG79-nur?usp=sharing
教育思想史学会のご案内
大会では
この中のコロキウム1「高大接続改革における探究学習の意義を問う-学びの当事者とともに-」において、当研究会の村野先生ご担当の高2「選択倫理」、高3「総合社会研究α」(学校設定科目)の授業について、在校生と卒業生が発表されます。
令和3年度 都倫研夏季研究協議会のご案内
令和3年度 都倫研夏季研究協議会のご案内
令和3年度都倫研夏季研究協議会を下記のように開催いたします。校務ご多用のところとは存じますが、ぜひご出席下さいますようご案内申し上げます。
1.日 時
令和3年8月26日(木)13:30~16:40 (13:15受付開始)
2.会 場
オンライン会議(ZOOM利用)を基本とします。
*zoomの利用が難しい方は、以下の会場にお集まりください。
東京都杉並区宮前4-21-32 1年G組
交通:京王井の頭線久我山駅 徒歩10分(地図は都立西高校HP)
3.内 容
(1)13:30~14:50 「倫理」「現代社会」のための読書会
- テキスト 高橋哲哉「形而上学とは何か」『デリダ』第2章 (講談社学術文庫)
- サブテキスト デリダ「プラトンのパルマケイアー」『散種』所収(法政大学出版会)
- サブテキスト プラトン『パイドロス』(岩波文庫)
レポーター 東京都立西高等学校 教諭 菅野 功治 先生
※レポーターからの案内文はこちら
(2)15:00~16:30 新科目「公共」についての研修会
「『公共』教科書を読む」 各社教科書をお手元にご準備ください。
報告者
- 東京都立井草高等学校 教諭 杉浦 光紀 先生
- 東京都立白鴎高等学校・中等学校 教諭 池田 仁 先生
- かえつ有明中学校・高等学校 教諭 古賀 裕也 先生
※発表後に質疑応答、グループ協議を予定(資料は当日配布)
(3)16:30-16:40 事務連絡等
4.オンライン参加の方法(開催の前にZOOMのインストールをお願いします)
8月19日(木)までに、QRコードから参加の事前登録をしてください。(Googleフォーム)
登録していただいたメールアドレスに、ZOOMのミーティングID・PWを連絡いたします。
自宅のパソコン等を利用して、こちらのURLから事前登録することもできます。
(都立学校のパソコン(TAIMS等)からはアクセスできません)
会費納入のお願い
会費納入のお願い
都倫研は個人会員の年会費制(2000円)をとっており、総会や例会の折に納入いただいておりますが、昨年度来、リモート開催が多くなり、納入いただく機会を逸しております。
過日の総会でご報告させていただいたとおり、昨年度の会費収入は、予算の100,000円に対して、決算98,000円でした。ちなみに、一昨年度までの5年間の会費収入の平均は137,600円でした。
度重なるお願いで恐縮ですが、年会費のお振込をいただければ、ありがたく存じます。
みずほ銀行 東青梅支店 普通 1675084
東京都高等学校 倫理 現代社会 研究会
大変恐縮ですが、振込手数料はご負担ください。
本年度も、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和三年度 都倫研総会ならびに第一回研究例会
令和三年度 都倫研総会ならびに第一回研究例会
1.日 時 令和三年6月12日(土)14:00~16:50
2.会 場 オンライン会議(ZOOM利用)を基本とします。
*zoomの利用が難しい方は、以下の会場にお集まりください。
東京都杉並区宮前4-21-32 第1社教(2階)
交通:京王井の頭線久我山駅 徒歩10分(地図は都立西高校HP)
3.内 容
(1)14:00~14:30 令和3年度総会
(2)14:40~16:30 学術講演
演題「仏教思想のエッセンスを辿る」
東京大学教授 下田 正弘 先生
(3)16:40~16:50 事務連絡・閉会
4.オンライン参加の方法(開催の前にZOOMのインストールをお願いします)
6月2日(水)までに、下記リンクより参加の事前登録をしてください。(Googleフォーム)
登録していただいたメールアドレスに、ZOOMのミーティングID・PWを連絡いたします。
自宅のパソコン等を利用して、事前登録してください。
(都立学校のパソコン(TAIMS等)からはアクセスできません)
5.お問い合せ
事務局 菅野 功治(かんの こうじ)
東京都立西高校
tel 03-3333-7771 fax 03-3247-1340
E-mail Kouji_Kanno@education.metro.tokyo.jp
※当研究会は東京都教育委員会が認定した教育研究普及事業認定団体ですので、都立高の先生方は「内国研修」でご参加可能です。(オンライン参加は、「自宅から自宅への移動」としてお届け頂き、半日の振り替えが付きます。)
■学術講演講師プロフィール■(下田先生)
1957年福岡県生まれ。1981年東京大学文学部印度哲学印度文学専修課程卒業、1984年同大学院人文科学研究科修士課程修了、1985-1986年インド・デリー大学大学院留学。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。博士(文学)。古代インドにおける経典の歴史的形成過程の解明および仏教思想を専門とすると同時に、日本における人文情報学(デジタル・ヒューマニティーズ)をリードする。日本デジタル・ヒューマニティーズ学会元会長。この間、ロンドン大学(2006年)、スタンフォード大学(2012年)、ウィーン大学(2017年)にて招聘教授。主著『仏教とエクリチュール――大乗経典の起源と展開』(東京大学出版会)、『パリニッバーナ 終わりからの始まり』(NHK出版)、『涅槃経の研究――大乗経典の起源と展開』(東京大学出版会)、『パリニッバーナ 終わりからの始まり』(NHK出版)、『涅槃経の研究――大乗経典の研究方法試論』(春秋社)、編著『シリーズ大乗仏教』全10巻(春秋社)、『新アジア仏教史』全15巻(佼成出版社)ほか多数。
■学術講演要旨■(下田先生より)
無常、無我を説く初期仏教の思想から、空、唯識、如来蔵思想を説く大乗仏教思想に至るまでの仏教思想は、存在論、意識論、言語論、さらには救済論を射程におさめて成立しており、その概要を理解するには、西洋哲学やキリスト教神学との相違を視野に入れた理論的考察が必要となる。本講演では、初期仏教思想から大乗仏教思想までを視野に入れ、五蘊無我、縁起、空、唯識、如来蔵という仏教思想のエッセンスを概観する。