都倫研からのおしらせ

東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」研究会の情報をお伝えします。

令和4年度 第2回研究例会のご案内

 都倫研では下記のように秋の研究例会を開催いたします。特別教室で空間を確保するなど開催校にご配慮いただき、久しぶりに直接の参観で公開授業を実施することとなりました。ご参加の際は、マスクの着用など基本的な感染対策をお願いいたします。校務ご多忙の折りとは存じますが、万障お繰り合わせの上ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

1.日 時

令和4年11月25日(金) 

14時35分~17時35分(14:15より受付)

 

2.会 場

東京都立雪谷高等学校 多目的ホール

〒146-0085 東京都大田区久が原1丁目14番1号 

TEL:03-3753-0115
東急池上線御嶽山駅より徒歩8分
東急東横線「田園調布」駅から東急バス「雪谷文化センター」(徒歩5分)
JR京浜東北線「大森」駅から東急バス「久が原出世観音」(徒歩7分
(詳細は、同校ホームページをご覧ください)

アクセスマップ | 東京都立雪谷高等学校


3.内 容
14:15~ 受付開始 多目的ホール(1階)
14:35~15:25 公開授業(多目的ホール
「多面的・多角的な考察と動物の尊厳について」(2年7組「倫理」)
東京都立雪谷高等学校 教諭 百瀬 雅治 先生
マイクロソフト認定教育イノベーター 2022-2023)

15:30~15:50 公開授業についての研究協議
16:00~17:30 学術講演
「バイオ・情報テクノロジー革命時代に、「倫理」をどう考えるか?」
玉川大学 名誉教授 岡本 裕一朗 先生
17:30~17:35 事務連絡・閉会

※事前申し込みは不要です。
※本研究例会は、東京都教育委員会が認定した研究推進団体の研究普及活動であるため、都立高校の先生方は「研修出張」でのご参加が可能です。
※当研究会は個人会費制です。年会費未納の方は会費1,000円をご用意下さい。
学生、大学院生は、年会費は不要です。

 

お問い合わせ先:東京都高等学校「倫理」「公共」研究会 事務局
東京都立杉並高等学校  伊藤 昌彦 

TEL 03-3391-6530   FAX 03-3398-3767
E-mail Masahiko_Itou@education.metro.tokyo.jp

 

■公開授業について■(百瀬雅治先生より)
2022年度「マンガ大賞2022」大賞「ダーウィン事変」うめざわしゅんさん(講談社)と大学入試問題を題材に、現代における功利主義に関する課題について扱う。具体的には前授業で、教科書に記述されている「最大多数の最大幸福」について学ぶ。そして動物倫理に関する小論文をもとに、生徒1人一台端末を活用し、自己の考えを組み立てる。本時では、生徒それぞれの考えを比較検討するとともに、動物倫理に関する著作物等を読みとき、再度考察していく。その際に、他者の意見を知ることは、自己の考えを対比し、修正等していく過程であることを理解させ、現代社会における様々な事象に対する多面的・多角的な考察とは何かを考えさせる授業展開を考えている。


■学術講演講師プロフィール■
1954年生まれ。九州大学文学部助手を経て、玉川大学文学部教授。2019年に定年退職し、現在は名誉教授。博士(文学)。専門は西洋の近現代哲学・倫理学。哲学の特定の分野に限定せず、領域横断的な研究に携わっている。著書は、『哲学と人類』(2021年、文藝春秋社)『ポストヒューマニズム』(2021年、NHK新書)『アメリ現代思想の教室』(2022年PHP新書)、『これからの仕事になぜ哲学が必要なのか』(2022年、アルク)『いま世界の哲学者が考えていること』(2016年、ダイヤモンド社)『フランス現代思想史』(2015年、中公新書)他多数。

 

■学術講演要旨■(岡本裕一朗先生より)
 20世紀後半から始まったバイオテクノロジーと情報テクノロジーの革命的な進化によって、人間や機械に対する今までの理解が大きく変わりつつあります。こうした状況で、私たちが従来もっていた「倫理」の常識は、根本から揺らいでいます。新たなテクノロジーによって、私たちは今後、想定しなかった倫理的問題に直面することになりそうです。このとき、いったいどう考えたらいいのでしょうか。将来起こりそうないくつかを、思考実験として想定しながら、皆さんとご一緒に考えていこうと思います。皆さんからの活発なご意見を頂戴いたします。