都倫研では下記のとおり、令和8年度夏季研究協議会を開催いたします。校務ご多用のところとは存じますが、ぜひご出席下さいますようご案内申し上げます。
- 1.日 時
- 2.会 場
- 3.内 容
- (1)13:30~14:50 「倫理」「公共」のための読書会
- (2)15:00~16:20 授業実践の発表・協議
- (3)16:25~16:35 事務連絡・閉会
- 4.年会費
- 5.お問い合せ
- ■「倫理」「公共」のための読書会について■(福田先生より)
- ■授業実践発表について■(杉浦先生より)
- 事前登録のお願い
1.日 時
令和8年8月21日(金)13:30~16:35(13:00受付開始)
2.会 場
東京都立白鷗高等学校 西校舎 A棟4階 視聴覚室
(※東校舎ではありません。ご注意ください。地図はこちら)
〒111-0041 東京都台東区元浅草1 丁目6 番22 号 電話 03-3843-5678
交通:都営地下鉄大江戸線・新御徒町駅(A3・A4出口より徒歩5分)
東京メトロ銀座線・稲荷町駅(2出口より徒歩6分)
JR御徒町駅(徒歩10 分)・上野駅(徒歩15 分)
3.内 容
(1)13:30~14:50 「倫理」「公共」のための読書会
テキスト:マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』、新日本出版社
東京都立東久留米総合高等学校 福田 周一郎 先生
※テキストの内容を参考に協議しますが、お読みでなくても、ぜひご参加ください。
(2)15:00~16:20 授業実践の発表・協議
「共感・指針としての倫理学習の試み―歌詞や問いかけ、教材の工夫を検証する―」
東京都立園芸高等学校 堀 良輔 先生
東京都立一橋高等学校 松島 美邦 先生
東京都立新宿山吹高等学校 杉浦 光紀 先生
※歌詞や楽曲を活かした授業実践を共有してくださる先生は、40 部を目安に授業プリント等をぜひお持ち寄りください。(実践を紹介する時間は当日の状況によりますので、ご了承ください。)
(3)16:25~16:35 事務連絡・閉会
4.年会費
1,000 円(当日受付、本年度の第1 回研究例会にて納入済みの方は不要)
※当研究会は個人会員制です。ご参加には年に一度会費を納入いただいております。
学生、大学院生については、年会費は不要です。
5.お問い合せ
事務局 伊藤 昌彦(東京都立国際高等学校)
電話 03-3468-6811 FAX 03-3466-0080
E-mail Masahiko_Itou@education.metro.tokyo.jp
※本研究協議会は、東京都教育委員会が認定した研究推進団体の研究普及活動であるため、都立学校の先生方は「内国出張」でのご参加が可能です。
事前申し込みは必須ではありませんが、事前登録(裏面)にご協力ください。
■「倫理」「公共」のための読書会について■(福田先生より)
資本主義と、そこにおける「議会制民主主義」は、常に「代表」という問題を抱えています。「主権は代表され得ない」というルソーの警句の通り、人民や、その中にある「階級」の「代表」とは、素朴に社会や議会に現象するものではありません。この階級やその代表の困難な現実を暴き出したのが、あのカール・マルクスであり、彼の『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』でした。
フランス第二共和政において、資本家階級や労働者階級などの「代表」を語る諸党派が繰り広げた、議会の闘争と内紛。自分の代表を作り出せなかった被抑圧者たちが――当時のフランスでいえば「分割地農民」(自作農)が――、自分たちとは遠いはずの人間を「代表」として仰ぎ始める錯誤。そして、彼らのような代表を持たず、また求める勢力を背景にして「ナポレオン」たらんとするルイ・ボナパルト三世による、「ポピュリズム」的な政治と独裁。彼は資本主義における議会政治が孕むこのような宿痾を、2世紀も前に見抜いていたのです。
福祉国家体制が綻び、資本主義が牙をむき、ポピュリズムが吹き荒れるこの現代。今回は、「階級」「代表」「ポピュリズム」の三点を中心にこの『ブリュメール18日』を読むことで、現代社会における資本主義や階級、民主主義やポピュリズムの在り方を、またそれを教室で扱っていくための理論やすべを、皆さんと考えたいと思います。
テキスト:マルクス(著)、市橋秀泰(訳)『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』、新日本出版社、2014年
※索引の充実やわかりやすさから、新日本出版社訳を利用します。(他の訳でも平凡社は問題ないと感じますが、講談社訳は、解説がマルクスの著作の解説としてはあまりよろしくないので非推奨)
■授業実践発表について■(杉浦先生より)
教室に「歌」を持ち込んだり、「問いかけ」や教材を工夫してみたり…。ちょっとした変化で、生徒が顔を上げて、目を輝かせていた。そんな経験はありませんか? いつの時代にも、生徒の興味・関心を引き出し、倫理・哲学の魅力に出会わせる授業が求められています。そのような実践のアイデアや方法の1つに、授業で聞かせる「歌」や生徒への「問いかけ」、身近な教材の工夫を通じて、生徒の発想と先哲の思想内容とを結びつける指導があります。昨年度の冬季研究協議会で、富塚昇先生がご紹介くださった授業実践です。
今回、その実践方法や内容を参考にして、3つの高校で3人の教師が可能な範囲で授業実践を試しました。たとえば、「正解」(RADWIMPS)の歌詞から考えるサルトルの実存主義、「愛と恋の違い」を問うて考えさせるキリスト教思想や『ブッタとシッタカブッタ』から読み取る仏教思想などです。この実践に対して生徒はいかに応答したのか。事後アンケートを共通化して、生徒の理解や考え方の変容について検討します。人間としての在り方・生き方を考える実践事例を踏まえて、生徒の学びを深める内容・方法とは何かを探ります。「歌詞や楽曲を活かした授業実践」について、ご参加の方にも授業プリントなどをお持ちよりになり、ご紹介いただけると幸いです。もちろん、ご用意いただかなくても問題はありません。歌詞や楽曲を活かす授業の良さとともに、克服すべき課題があるとしたら、どこにあるのかを考えましょう!!
事前登録のお願い
8 月14 日(金)までに人数把握のためのオンラインフォームにご回答ください。
(登録していなくても、参加できます。ご協力をお願いします。)
※研究会の活動については都倫研ホームページ http://www.torinken.org/
ならびに、都倫研ブログ https://torinken.hatenablog.com/ をご覧下さい。